宮地建材店
トップへもどるブンサンベルト施工方法使用資材会社案内お問い合わせブンサンベルトイメージ

林道・作業道を雨水の浸食から守るためには路面の水を分散し、排出することです。 
宮地建材店のブンサンベルトは豪雨時に路面(わだち)を流れる雨水を適宣の間隔で水を左右に排水して路面の水を分散して路面の侵食を防ぎます。
ブンサンベルトは、林道、作業道の維持修繕費を軽減し、軽快な走行、安全運転を確保します。 
従来の排水帯と比べロール巻で持ち運びが容易、施工は固定杭だけでできるので設置作業も簡単になりました。

ブンサンベルトの特徴

  • 施工は重機作業がない為、設置費も安価です。
    (2人で4m分を45分程度で設置できます。)
  • 20mロール巻ですので持ち運びが容易です。
  • 任意の長さに施工できます。
  • 路面の流水を止水し、路盤砕石を流出させません。
  • 溝がないため、たまった土砂は簡単に取り除くことができます。
  • 直進するキャタピラで踏んでも使用に差し支えありません。

設置にあたっての留意点

  • ベルト排水勾配(注:樋でいえば樋の傾斜角)を、約6度以上を目安に設定します。
  • 設置後は路面の流水状況を見ながら追加するのが効果的です。
  • 台風や豪雨前後は点検・整備しておくことが大切です。
  • 道路のカーブ部分への設置は避けてください。
  • 新設道に設置する場合、可能な限り接地面の転圧を行なってください。
  • 路面のわだちとわだちの間は、車輌が何回も通るうちにわだちより高くなり、排水の妨げとなりますので、低くしてください。

標準仕様

仕様図 横長板の下辺の多数の切込みによって複数の固定片が並んだ形に展開されます。

仕様状態断面図

仕様状態断面図 複数の固定片を互い違いの方向に折り曲げ、固定片に設けられた固定孔に杭を通し地面に固定します。

仕様状態斜視図

仕様状態斜視図 ドリルで地面に穴を開け、杭で固定します。

日本森林林業振興会高知支部との共同実験での試験結果の学識経験者の見解

 ブンサンベルト工に関する現地試験はほぼ1年間にわたり実施した。その期間中の降水量は本県の平均降水量2547.5mm/yearを超過する2895mm〜3649mmであつた。この降水量は未舗装路面の維持・管理に支障をもたらす降水量でもある。試験地に設定した林道はブンサンベルト工群の現地試験地に対して最適の試験地でもあつた。  
 試験地に設定した未舗装林道路面勾配は3度前後から10度前後の緩急勾配の未舗装林道である。雨の降り方の強・弱にもよるが、ブンサンベルト工群施工以来、未舗装路面上には運搬車両の轍の形成は確認されない。ただ未舗装路面上の掃流力による侵食・堆積の現象はそれぞれ確認された。ただし、これらの現象は路面勾配が10度前後の路面であり、3度前後の緩勾配の林道では確認されない。当然、運搬車の轍の形成も確認されない。
 ブンサンベルト工の特徴の一つは”基礎工が面構造”であることによる。さらに、路面との馴染み(注:路面との接蝕カ所)を良好に維持するために、間伐材の板材を設置したことである。ブンサンベルト工のコストはある程度上昇するが、ブンサンベルト工群の耐久性を高める効果は期待される。
 ベルトはブンサンベルト工の最重要な部品である。その性能は添付の試験成績表から推測される。性能として重要な点は上・下の曲げの耐久性である。添付の重量車による試験回数(注:重要な点である。必要な回数)でも、ベルトの”劣化現象”は確認されない。 現地のブンサンベルト工群のベルトでも試験期間中ベルトの”劣化現象”は確認されない。
 以上の現地試験成績の結果から、ブンサンベルト工は未舗装林道路面の維持・管理に最適の機能を有する施設構造物であることが評価できる。 

以 上
平成25年1月                               
高知大学・名誉教授            
細 田  豊


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